MUSIC AWARDS JAPAN 2025 22日の感想

MUSIC AWARDS JAPAN 2025」から一週間が経ちましたが、いまだ幸せな余韻に包まれています。

このアワードはカルチャー アンドエンタテインメント産業振興会(CEIPA)主催。日本の音楽主要5団体が「世界とつながり、音楽の未来を灯す」というコンセプトを掲げて創設された。文化庁も協力。長官の都倉俊一もプレゼンターで登場。その他プレゼンターが当日サプライズだったようで浅田真央や小泉今日子、役所広司、海外でも人気の作家川上未映子も登場。初日の感想の前回に続き二日目22日の感想を書きます。

22日木曜日、仕事を19時に終わらせ、19時半からのNHKの放送のために速攻帰宅しテレビの前にセッティング。冒頭の細野晴臣さんのご挨拶には間に合わなかったけれど、主要6部門の結果を中心に発表するGrand Ceremonyのオープニング「RYDEEN REBOOT」は観られた。素晴らしい!!!

世界のY.M.Oの名曲をトリビュート・マッシュアップした映像は、シンセサイザー好きにはたまらないものがありました。Perfume の髪飾りは赤い組紐?京都っぽくて良い、と思っていたらよく見るとなんとモジュラーシンセのパッチケーブル!おっされー♪ 砂原良徳さんがいた部屋もケーブルだらけでゾクゾクした。

初音ミクのビジュも2作目のアルバム『イエロー・マジック・オーケストラ 」アルバムジャケットのオマージュで細かいところにテクノが表現されててぐっときた。

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YUKIのドラムを叩くかっこよさには痺れました。周辺にぬいを大量に配置し令和っぽさに溢れていました。山口一郎さんや岡村ちゃん他好きな人いっぱい登場しダンスも見事に調和しMIKIKO先生の演出流石でした。

オープニングが終わり会場へ。黒のタキシード姿の司会の菅田将暉が現れテンションも上がる。その後が…いきなりハイライトキターーーーーー!!

ミセスと藤井風さん、そして風さんの隣にDJ松永さん!しかも菅田君に「そこ仲いいんですか?」といきなりいじられてるし。「ちょっと左の金髪うるさい」とも(笑)お二人とも満面の笑み。松永さんは「お世話になっておりますー」と風くんに。やっと会えたどころか隣同士で仲良くしてる場面が初っ端から見られて、これが若い人たちがよく使う「クソデカ感情」というやつか!と。推しが推しと絡むとこんなに世界が輝くのかと。ミセスとのやりとりも微笑ましかったし、日本のトップミュージシャンたちがわちゃわちゃしてる場面を見られて最高でした。

謝っておきます。タイトルに感想と書きましたが個人的に好きと好きが絡むのをただただ溢れんばかりの幸福感で見つめていた日記です。本当に嬉しかったのです。

MCの菅田君ワンオペで機材トラブルも慌てずこなしてかっこよかった。NHKニュースでテレビ中継がない21時台、途中部門紹介の時間帯?ではハマ・オカモトさんと住吉美紀さんがMC。菅田君もハマ君もCreepy Nutsをよくいじるのが嬉しかった。

菅田君とはオールナイトニッポンのビーフのやりとりや、名曲なのにいまひとつバズらなかった「サントラ」(いつかライブか特番で披露してほしい)での繋がり。オカモトズは対バンもしてるし(その時のTシャツのデザインがかわいい)松永さんとハマくんはLALLA 「メンバーは吉澤嘉代子弓木英梨乃(KIRINJI) DJ松永(Creepy Nuts) ハマ・オカモト(OKAMOTO’S)」というバンドも組んでた仲。(その後解散?してしまったのかもしれない。いつか突然新曲発表、なんてこともあるかもしれない)

愛あるいじりなのだけれど、関係性を知らない人たちは??と思ったかもしれない。私はとにかくこのアワード、めちゃめちゃ楽しみました。この多幸感でじめじめした梅雨も乗り越えられそうだ!

もちろん、アーチストたちの生ライブが素晴らしかったことが一番。矢沢永吉の現役感にもビックリ。(中学の同級生からの年賀状でE・YAZAWAタオルが年々大きくなっていくのを楽しみにしているのですが、「MAJかっこよかったよ。今年もよろしく」と返そうかな、と思ってます)入場の仕方がグラミーっぽくて良かったですね。

宇多田ヒカルさんが今地下にいます」というアナウンスからの事前収録。ヒカルちゃんソバージュっぽいヘアスタイルで魅力的。歌唱は流石の安定感。会場でいつか他アーチストと会話してるところも見たい気がする。

そして女性ラッパーたちの生ライブもかっこよかった。ちゃんみなはそのままグラミーショーパックって迫力だったし、今とにかく勢いに乗ってる。

AI、Awich、NENE、MaRIの4人の女性ラッパーたちもかっこいい。AI、Awichの世界平和への想いが伝わるようなパフォーマンス、こういう曲が混じることに意義がある気がしたし、この方たち全員歌うまい。はずさない。肝座ってる。ジャパニーズヒップホップのフィーメールの活躍ぶりは来年どうなているのかひじょうに楽しみ。

本日の生パフォーマンスの中でもこのコーナーの時間配分が他よりたっぷりあった。ジェンダーギャップ指数148ヵ国中118位、G7の中で最下位にあるのと関係があるのかもしれない。女性たちの活躍をアピールしたかったのかも。そんな推測はどうあれ、パワフルなステージは大反響だったようです。パフォーマンス後に感嘆の表情で拍手したりスタオベして女性たちを讃える風さんの姿も印象的でした。

藤井風さん、Creepy Nutsはファンすぎるのでまだ冷静に見れず何度も噛みしめている途中ですが、Youtubeでオープニングはじめ参加アーチストのライブ動画がフルでアップされているのでぜひご覧になってください。

風さんの「満ちていく」良かったですね。イントロは「」で司会の菅田君が「贅沢すぎるBGM]と語る素敵なMCから見られます。LIVEで聴いてる時たまりませんでした。海外にいることが多い今日この頃、たった今風さんが京都でピアノ弾き語りをしてるのだと思うと,,,倍音が胸に迫ってくる。ピアノだけでこの音の分厚さ、サングラスを外しながらのカメラ目線、たまらなかったですね。

この日の演出(日産スタジアムライブやMVも多数演出)を手掛けた山田健人さんのJ-WAVE ラジオ番組「THE PLAYBACK」5月30日(金) 26:00-26:30のプログラム説明文に「「MUSIC AWARDS JAPAN 2025」を演出チームの一員・山田健人が言語化。
舞台裏や演出のこだわりを語ります」とあるので気になる方は必聴です。放送後1週間はradikoタイムフリー機能で聴けます。

風さんのうしろにずっずさん(マネージャー)正装でいらっしゃったのがチラ映りするのもレアで嬉しかった。グラミーのように裏方さんにもスポットが当たるのが良い。そういえばクリーピーのマネージャーの森さんもいたのかな?

(21日にリンクしたMUSIC AWARDS JAPAN 2025特別番組はタイムフリーなしだったようで前回の日記で間違った情報を書いてしまったことをお詫び申し上げます)

結果9冠だったCreepy Nuts。色んな記事や感想でヒップホップの存在感が際立ったアワードだと見聞きしたけど本日は最優秀楽曲賞と最優秀国内ヒップホップ/ラップ楽曲賞がクリーピーなのがすごくすごーく嬉しかった。(21日の時点では七冠)

パフォーマンスは冒頭に松永さんのルーティンもあって大変良かったです。紅白では「Bling-Bang-Bang-Born」は年間一位で後半トップだからルーティンからあるかな?と期待したのになかったので、今日は感激しました。

dawn」イントロが鳴ったのでキターー!と。東京オリンピックの閉会式を思い出しました。欲を言えば足上げる時にもっと引きで撮ってほしかったけど、天井カメラはバッチリ。背中で盤面を止め場内から歓声、少しカメラに目線をよこした後こすりあげるところまで完璧でした。

そしてR-指定さんの声量の圧が伝わる生ライブ感が良かった。なんといっても2番の2発目の「ブリンバンバンボン」で観客席でノリノリの風さん(手を叩きながらブリンバンバンと口ずさんでた。超貴重!)少し後方でSKY-HIが立ち上がってハンズアップしてたのがチラ映り。

これが良かった!永久保存版にしたい!他のアーチストさんもそうだけど、歌終わりの会場の拍手がすごくて臨場感があった。その後ナンバーアイのメンバーの感想で「生で聴くとすごい」と言ってくれて、そうなのよそうなのよーRさん松永さんすごいのよーとニコニコが止まらなかった。Rさんの生声のパワーもそうだけど松永さんのトラックの重低音も生ライブはすごいんですよ。ぜひライブで体感してみてください。

そして受賞のコメントが本当に良かった。たくさんニュースでも流れてるのでここでは詳しくは書きませんが、日本のヒップホップを切り開いてきた先人たちへの感謝、若い人たちにもリスペクトを込めた言葉。放送では流れなかったけど、会場入り前に取材陣に語った言葉では、こういう場に出ない人にもとんでもない才能がいる、と。もう少し色んな記事を漁ってR-指定さんの言葉を集めたいと思います。歌詞もそうだけど、彼の言葉選びが好きなんですよ。

松永さんも一昔前はCDがバカ売れして今はその割食ってる気がする、でも今は今でサブスクがあり世界で楽曲が聴かれるいい時代かも、と的確なコメント。

マイクとリリック、ターンテーブルだけでここまできたって本当にすごい。一人の人間の紡ぎ出す言葉、音の可能性にロマンを感じます。人間のダメな部分もそのまま表してきた彼らが今すごいことになってるのもたくさんの人の希望になってるんじゃないかなって思う。過去数年間、深夜3時からのよふかし人をたくさん支えてきたんだもの。とてつもなく忙しくしんどかったのではないかな。そんな時期を経て、そこからのいまここ。感慨深さしかないです。

キョンキョンのMCの安定感に関心したり川上未映子さん登場に海外でも本がよく売れて「ブッカー国際賞」最終候補にもなったことがあるから良き人選!とツボは複数あったのだけど、とにかくこのアワードは個人的に最高でした。まだまだ味がしまくりなのでもうしばらく色んな動画とかニュース記事チェックしようと思います。

何度も言うけどとにかく推しと推しがわちゃわちゃしていて、幸せだった。風さんが松永さんの太ももをパシッと叩いてたのも関西のおばちゃんみたいなノリで詳細知りたい!ってなったし、名前を呼ばれた松永さんが「えー?本当におれー?」って指さして照れふざけしてる時に風さんも「YOUだよ」風に指さして左の奥の方でYOASOBIのいくらちゃんとayaseさんも微笑ましく笑顔でいて、なんてやさしい世界なの?っていう画像をどのデバイスの壁紙にしようかと悩んでる4時。

でもこのタイミングというのも大きい。もし三年前なら顔ぶれはガラッと変わっていただろう。来年はどんな顔が並ぶのか楽しみ。

菅田君の「ちょっと左の金髪うるさい」という(松永さんのこと^^)発言とか一部内輪ノリって意見あったみたいだけど、こういうのがいいんじゃないの、と私は思った。他の番組ではなかなか見られないこと。生でいい音楽を聴いて無邪気にはしゃぐ、素直なコメントをする、そういう子どものような部分もあるから普通に生きてたら思いつかない様な発想の音楽を創作出来るんじゃないかな。

とにかく

素晴らしいアワードを、本当にありがとうございました。

■アワードの映像はLeminoプレミアム(レミノプレミアム)で後日配信・視聴できると小耳にはさんだので以降チェックしておきます。

投稿者:

mina117

ラジオ中心で生活が回っているエンタメ大好き中年女性です。音楽文学芸術などビビッときたものについて書きます。

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