お盆真っ只中、いかがお過ごしでしょうか?
音楽好き的には今夜からソニマニ、明日からサマソニで盛り上がってることと思います。ソニマニを女ひとり参戦したのは4年前かな?初めての深夜フェス参戦で不安だったけど、すーごい楽しかった!
幕張メッセの高い天井の下、爆音を浴びながら身体を揺らし「ああダメだ、これはクセになる…」と気持ち良くなり始めたのが朝4時くらい?
こっからが多分ゾーンに入る快感なんだろうというところで強制終了になってしまった。この経験があるからあの続きをいつかやりたいと思い続けている。
年に二回、正月とお盆くらいしか3日以上の連休がないので溜まった雑事を片付けてるうちにもう日常再開が近付いている。ここにきてすっごい猛暑だし身体もダルい。
でも滞ってたブログの更新をしたかったのでなんとかヤル気を起こしキイを叩いている。そう、ちょっと乗り遅れた感がありますが、FUJI ROCK FESTIVAL 2025 おうちフジロックの感想を書いておきたかったのです。今年も楽しませていただきました!その場にいなくてもライブが視聴できるなんて、本当にいい時代になったものだ。
といっても今年はアーカイブがないのでリアルタイムで視聴するしか方法がない。
数年前はYouTubeでアイコンまでフジロック専用のがあって、巻き戻し出来てリピート放送があったから一晩中視聴して寝不足で仕事に出かけた記憶がある。
でも確か2年前?現場の人に楽しんでもらいたい、かなんかの理由で配信がなかった。もっともな理由なので何も言えないのだけど、すごく淋しくて7月が終わらないような物足りない夏の始まりだった。あの年を思うと配信があるだけでありがたい。
どうしても見たいアーティストでも配信時間に手が空いておらず見られなかった、というのも多々生じたけれどランダムに感想を書いてみる。
◆青葉市子 7・25一日目 リアルタイムで見られた。これは嬉しかった。開始数秒で独特な世界観が仕上がり、そのまま最後まで1秒も飽きさせない。釘付けになった。セットの世界観もピッタリ。YAMAHAのキーボードのかたわらに白い貝殻のようなものが並べてあり後のMCで「これは波照間島の海で拾って来たもので海洋ごみです」と。そういう物語をライブに自然に持ってくるところが市子さんの世界という感じがする。
「HELLOフジロック」という言葉から始まったギター演奏と歌声はもちろん素晴らしいのですが、舞台演出がとても良い。いつまでも見つめていたくなる。
電球の明滅が音と合ってて見つめていて心地よい。石井 織絵さんによる万華鏡演出との相性ぴったり。音響 照明 美術、世界にファンがいるのが頷ける仕上がり。
「アンディーヴと眠って (Asleep Among Endives)」の前には「ふだんちじこまってる 部分を開放して」(うろ覚えなので正確ではないかもしれません、あしからず)「ブーケ」の前に「すべての感情をお守りにして」という短い曲前MCもぐっとくる。「月の丘」も聴けて満足。新作「Luminescent Creatures」からも数曲披露。
そしてチューニングしてる時の雰囲気がいい。どこからそんな声出るの?妖精なの?という発声もガットギターのハンマリング音もライブの醍醐味。なんだか浄化されました。リアルタイムで視聴出来て良かった。
そんな青葉市子さん、最近、はじめてのエッセー集を出した。タイトルは「星沙たち、」(ホシズナタチ、)講談社刊 【イラスト】青葉市子【装幀】名久井直子
これは読んでみたい。表紙がすごく可愛いくてご本人のイラストかな? 本棚に迎えたい1冊です。
(↓こちらのリンクには広告が含まれております)
|
(↓こちらのリンクには広告が含まれております)
黒髪ロングでギターを抱えてロングドレスに身を包む姿は少女のようで、でも独特な歌詞の世界観を確立していて、唯一無二の歌声と演奏、憧れます。
ギターは弾くのが難しいですが、人からアコギをいただいたので今習得中です。私は手が小さいので「F」が届かず断念したと話すと小さめのギタレレが1つ余ってるから、ともらったのです。それは青葉市子さんのようにギタレレが弾きたいという話をしたのがきっかけでした。なので市子さんに感謝なのです。
それこそYouTubeを見ながら独学で進めているのですが、むずいっ!!一向にうまく弾けるようになりません。が、やはり頑張ろう、弾けるようになりたい!と今回の配信を見て心から思いました。
ギタレレともミニギターともガットギターともいうのですかね。ギターって、電気がなくても演奏できるのは魅力的です。もちろんライブでは必要なことが多いですが。
電気は必要だけど鍵盤なら多少弾ける。今回市子さんが演奏されてた鍵盤は「YAMAHA Reface CP」というもののようです。ステージピアノ・オルガン ステージピアノ (シンセサイザー・電子楽器)たくさんの名称が当てはまりそうですが、要は小さめなエレピですね。綺麗な音が出るのですね。これが欲しい!
(↓こちらのリンクには広告が含まれております)
|
実は私もライブ弾き語りをすることがあるので、エレピのかたわらに好きなものを並べたい。
今使ってるキーボードはM-AudioでDTMするならMIDIキーボードはとても使いやすく気に入ってライブでも使いましたが、もひとつライブ用の小さめな鍵盤が欲しいと思ってました。
マジで購入を検討したいです。
(ちなみにOKGoのキーボードがmオーディオでした)
◆Suchmos
祝復活!ということで期待値は高まってたサチモス。絶対見逃したくなかったので見られて満足。とても良かったです。フジロックのサチモスといえば、例の「樹々たちよ…」宣言が有名ですが、そのネタをうまく回収して盛り上げていて好感度アップしました。
序盤いきなりYONCEが中指立ててちょっとザワザワしましたが、ロックフェスですものね。何が起こるかわからないハラハラ感も良いもの。「樹々たちに感謝してくれ」と言ったとか言わなかったとか…
音楽はとても好きな感じだった。というかサチモス独特のグルーブ感が懐かしくて少し泣きそうに。以前からライブが良いバンドという印象。ライブに行ったことはないのだけど、ラジオ等で耳にするライブ音源がすこぶる良い。DJのスクラッチ音がとても好み。センスなのかな。いい具合に入り込んでくる感じ。
実はギターのTAIKINGのファンなんです。サポートギタリストとして藤井風さんのギターを担当することもおなじみですが、IRIちゃんのサポートで演奏していたとき、IRIちゃんが歌詞間違えたときの対応がすごく良くて、その時の表情に惚れてしまったんですよ。なんかいい人っぽい。
今回のフジのサチモスの時はなんだか雰囲気が違って野性的で、これもまた良かった。今回のサチモス復活の立役者ですし。
(「the trad」というTOKYO FMのラジオ番組7月31日(木)回にヨンスがゲスト出演した際に話してたのですが、都内某有名チェーン店で食事してたとき、野生の藤井風さんと遭遇したそうで。その時に風さんがギターのタイキさんがバンド復活を待ち望んでるという話をヨンスにしたそうなんです。それが復活始動のきっかけになったという最高のこぼれ話を披露してました。風さんもグッジョブ!しかしすごい二人が店で偶然会うなんてことあるんですね。音楽の神ってやっぱり存在するんですね)
メンバー紹介の時にヨンスは「フェンダーストラトキャスター!」と呼びかけそこは「タイキングー」と人の名前じゃなくて楽器の名前?wと笑いましたがそういうのもライブの面白み。年月を経ていい感じに黄ばんでる楽器が最高にかっこいいと思いました。
「VOLT-AGE」やってくれた時は、皆さんおまちかね、キター!という感じ。苗場でこれがまた鳴り響くとは。樹々立ち、きいとるか?って気分。文字通り Heartbeat が刻まれて自然と体が揺れてくる。「倍野菜~」が聴けたー!そうこなくっちゃー。
「樹々たちへの感謝→ ゆくゆくは樹々たちに感謝される人間になりたい→いつか将来的には樹々たちからも感謝されるような人間になりたい」とMCも進化していくようです。
でも一番聴きたかった「MINT」がなかったー 残念。一番好きな曲なんです。
でもHSUさんのベースが印象的な曲(特に間奏)というのもあるので、なんともいえないですね。
ライブ中にヨンスのまわりを虫がブンブン飛んでいて、その虫が妙にリズム感が良くて、ヨンスも追い払ったりしないので、あの虫はもしやHSUさん?と思ったりして。
虫と言えば、羊文学の演奏時も大きなセミが塩塚モエカさんの腕にピタッと止まってましたね。追い払いもせず演奏を続けやり過ごしていたモエカさん、流石です。
でも新しいベーシストである山本蓮さんもすごく上手い方でバンドに溶け込んでるので新生サチモスの今後も楽しみです!
後日、日経新聞の「文化」欄にフジロックレポが掲載されていて、記事によるとヨンスは「Earth First(アース・ファースト)」という文字の入ったTシャツを着用していたそう。モヒカンに目がいってしまって気づかなかった。ロックを感じてますます好きになった。
では、今日はこのへんで。続きの感想はまた後日。
残り少ない良きお盆時間をお過ごしください。