藤井風さん3つ目サングラス姿でミュージックステーション初登場の感想

9月になり鈴虫の鳴き声も聴こえ、秋めいてまいりました。

フジロックの感想をいまだ書き終える事が出来ず、どんどん季節は進んでいく。

でも一旦中断。だって今週は藤井風祭りなんですもの!

先週日曜日の「エイトジャム」も非常に良くて、また明日も後編が待っていると思うとワクワクが止まらないのですが、今日は強烈な足跡を残した昨夜9月5日金曜日のミュージックステーション(以降Mステ)の感想を書きたいと思います。

21時、テレビの前に間に合ったー!予定通り番組開始。なんといきなりオープニング一発目から藤井風さん登場。ええー?トリを予想してたので心の準備がーと慌てたのはきっと私だけではないでしょう。

「Hachikō 」MVと同じ白の衣装で犬の垂れ耳みたいなのがついているやつ。背中に丸い輪っかをしょっている。あの恰好では電車乗れない。あの日輪は神を思わすような、何かシンボルのようなものっぽい。このスタイルがさまになるのが藤井風。

とか思う間もなく グラッ 結構デカめな地震キターーー!!風さんの歌い始めジャスタ21時に地震って。まさに 何なん? 関東地方震度4の地震のようで、当然地震速報の文字テロップが歌い踊る風さんの画面上に出る。録画組は残念に思うだろうけど、ここまでタイミングが被ると「風くん、やはり持ってる」って不思議な感情が湧いてきた。この日は地震台風藤井風、な1日だ。(静岡県は大変だったようで、被害に合われた方々、心よりお見舞い申し上げます)

第三の目”サングラス着用は8月にアメリカ・シカゴのフェス・ロラパルーザ(Lollapalooza)でかけていたことから話題になっていた。その三つ目のサングラスサードアイサングラスが今回も印象的でした。どこのブランドのものか気になった方、多いのではないでしょうか?

クリエイティブブランド・IDEASWAM(イデアスワム)が手がけた「Third Eye Sunglasses」というものらしいです。価格:6万6000円(税込)ですって。

単なるサングラスではない。
社会に与えられたレンズではなく、
自分のレンズで世界を見るあなたのために設計されたアイウェア。

素晴らしいコピーだと思ったのでリンク先から引用しました。

先述した8月の米フェスに出た時にもかけていたので、その時点でヤフーニュースになっていました。↓記事をリンク

藤井風が米フェス「ロラパルーザ」で 着用した“3つ目サングラス”が話題に 「イデアスワム」と鯖江市の職人が協業

鯖江市の職人が協賛っていうのがいいですね。日本で眼鏡といえば福井県鯖江市ですものね。記事にあるように「伝統工芸の精緻さと現代的な造形美の融合」というのが素晴らしい。

けど、普通の人はこのグラサン姿で街を歩くのは少し勇気が入るような…

金髪・長身で彫りが深い風さんにはとても似合ってると思います。

・歌唱場面の感想に戻って

一瞬まさか口パク?って思うほど音源そのものだったけど、途中マイクを持つ手をチェンジしたあたりで少し歌い方変えてたから生歌でした。

すると途中から画面が変わり、渋谷の街中で今度は黒い衣裳(MVでは白黒どちらの衣裳も登場。スタジオでは白だった)を身に纏いオープンバスに乗りながら歌ってる。生放送なので瞬間移動?ではなく、先ほどの白衣裳の場面は事前収録だったのでしょうね。いつぞやの紅白の実家と思わせて実は会場に来ていた仕掛けを思い出します。興奮MAXになりました!渋谷で居合わせた人たち羨ましいな~

歌う風さんに釘付けになっていたけれど、バックの渋谷のモニターが風さんだらけになっていて、まさに渋谷ジャック。しかも本人生歌唱のひとときを画面を通じて共有できるという贅沢な演出。

あれは109ビルかな?最近渋谷に行ってないのでわからないけど、左側に白い風さんがビジョンに映り黒衣装でバスで歌ってる風さんとが一つの画面に綺麗に収まったのはちょっと鳥肌。これって緻密な計算がいるのではないだろうか?バスのスピードとか。

演出はダッチ監督(「dutch_tokyo(ダッチ トーキョー)」山田健人監督が手がけたそうでなるほど納得。MVも好きだけど生放送にも強いんですね。
紅白でNYから「満ちてゆく」中継の時も演出されてて、あの朝日が昇るタイミングは完璧で奇跡の美しい映像となっていたのがまだ記憶に新しい。

日産スタジアムの演出が最高に好み。ライブでの橋の使い方に感銘を受けましたから。

しかし昼間は秋葉原停電とか江戸川区も冠水とか都内も結構台風の被害あったのに、21時には雨も上がり無事生放送のサプライズゲリラライブ成功して本当に良かったですね。

ダッチさん、天気運も持ってるんでは?

映像ディレクターであり「yahyel」というバンドのギタリストでミュージシャンでもあるダッチさん(山田健人)さんはラジオ番組で撮影こぼれ話をしてくださることもあり、拝聴しています。

ちなみに来週金曜まではラジコのタイムフリー(下記にリンク)でラッパーZORNさんとの対談が聴けますよ。ZORNさんの最新曲「戦争と少女」のMVの監督をされました。Nujabes(ヌジャベス)のトラックにリリックを乗せたいきさつなど話されてました。
9月12日(金)まで聴取可能リンク↓
「THE PLAYBACK」ZORN×山田健人 9月5日(金)

この日はダンダダンOP主題歌「革命道中」が絶好調のアイナ・ジ・エンドも新宿東急歌舞伎町タワー前シネシティ広場でゲリラライブを行ったというから金曜日の都内の街中は激アツだったのですね。

そしてMステのオープニング一曲目を無事終了すると「藤井風さんにはこの後スタジオでもう一曲生披露していただきます」とのアナウンス。そうこなくっちゃね!と喜び勇みました♪

(後半のゲリラライブの方が良かったかな。事前収録でモノトーンのスラジオで歌唱する風さんの第一印象は「なんかテレビの枠が似合わない」だった。もう世界の風さんと思っているからなのか、なんだか自分の家のありふれたテレビ機器の枠の中にいる姿に違和感を感じたんですよ。不思議な感覚。

そのあと披露する2曲目はスタジオでもライブだったからか、テレビの枠ってことを忘れさせるような圧倒された感があったからなのか、その違和感はもう消えていたのだけど)

ハプニングがあったら生放送の1時間以内(いや、正味30分くらい?)に戻ってこれないだろうから少しハラハラしてた。だから戻ってきた時ホッとしました。

スタジオに登場した風さん、Mステの階段下り出来て良かった!なんだか感無量。なんでヒット曲どんどん出るのに風くんMステ出んのやろう、テレビ朝日の他番組は数多く出演してるのに。ってずっと思ってました。

紫系のスカーフ頬被り、真知子巻きではない?に肩パット大き目のグレイ系のスーツ姿、なんという個性的ないでたち!で再登場。でもかっこいい。タモリさんの隣に座っているのは本当に感慨深い。ジャズについての会話をされてた。

この日一番話題になったのは、この後の会話。ME:IのRINON(村上璃杏)さんも岡山出身ということで、会話の流れで地元のドラッグストア「ザグザグ」のCMソングを風さんが歌い、そのあと璃杏さんも一緒に歌うというなんとも微笑ましいシーンがありました。

これは岡山県人は嬉しかったんじゃないでしょうか。そういう地元ならではのお店やチェーン店ってありますよね。店内で流れる宣伝の短い曲、結構耳について覚えるんですよ。サービス精神溢れる風さんはそのあとスーパードラッグ「ひまわり」のテーマソングも少し歌ってましたよ。岡山と広島によくある店らしいですが、一気に全国区ですね。ものすごい宣伝効果だと思います。

ザグザグの中の人、過去にも「藤井風さんがライブでテーマ曲を歌って下さり」という内容の呟き投稿があったようなので、初披露ではないようですがテレビの生放送は初でしょうし、今回も反応されてた。

可愛らしいやりとりだったしMステ名物、アーチスト同士のからみ、席でのワチャワチャも成功だったんじゃないでしょうか。

2曲目はリリースされたニューアルバム『Prema』から表題曲を披露。これがかっこよかった!ステージ中央には『Fujii Kaze』という名前プレートが置かれた演説台のような設定で台の内側にいつも使用されてるKORGのGRAND STAGEが設置されており、
鍵盤を長い指で弾きながら歌う姿はさっきまでのゆるーい喋りの少し変わったチャーミングなお兄さんとは打って変わった一流ミュージシャン。

バンドメンバー Guitar Duran Dram 佐治宣英 Bass 山本連 それぞれメンバーの名前プレートが台の前に設置されていて感動。いい演出ですね。今までのMステでこんなふうにバンドメンバー紹介されたことあったのかな?初かも。ベースの山本連さんはサチモスのベーシストとしても最近活躍されてます。

1番が終わるとグラサンを外して何やら小芝居が始まった。大統領の記者会見のような設定?確かBTSのショー演出でこういうのがあったような。

テレビ朝日の弘中綾香アナが『犬派ですか?猫派ですか?』と質問。風さんは「どっちもかわいいけどどっちかというとゾウ」と。(「Prema」のMVで象と戯れる風さんが見られます)その後がちょっとビックリ。

阿部祐二リポーターから「今日のパンツの色は?』という質問。一瞬その場が凍ったかもしれない。でも「今日はPremaということで、アルバムジャケットのような黄ばんだ黄色をはいてます!』と答えてて笑った。黄ばんだ黄色ー?というワードがこんなに世を飛び交った日はこれまでもこれからもないでしょう。

その絶妙なおかしみ、歌詞ではなくこの日限りの演出の中の即興部分ということで良い方向に転じた気がしました。なんでも炎上する今の世の中に一石を投じた、とまでも書くと大げさですが、先ほど書いた”自分のレンズで世界を見る”ということと繋がってる気がしました。ユーモアが大事だよ、って。

曲にいく前に「やることが多いんで」って言ってたのはこういうことかと。

で、不思議とその黄ばんだ黄色のジャケットのアルバムがとっても気になりだしてくるじゃありませんか。

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東京・大阪で開催されるというサイン会抽選申込やライブシリアルナンバー封入があるなら早めに購入がいいかもしれませんね。

全曲1周しましたが、一曲目の一音目からいいです。色んな音が聴こえて来て、これからそれらを探りながらじっくり聴き込みたいです。風さんも声ももちろん良いけれど、バックコーラスの風さんの声が今回新鮮で、乾いたアメリカの地での録音環境も影響しているのではないかと思いました。(NewJeansのプロデューサーとして知られる、DJ兼プロデューサーの「250(イオゴン)」氏が、全曲担当で済州島で集中して制作したというニュース記事も見たから曲によって録音地は違うかもしれないです)

風さんの音楽って、聴いてて気持ちいいんですよ。心が開放される感覚になる。オープンマインドな人の音楽。祈っている人の音楽だと感じる。で、全曲英語歌詞のアルバムを聴き終わってから日本語歌詞の曲を聴くと、元来の曲がもっとよく聴こえるんですよ。ちょっとマジック。

気になるのはエイトジャムの予告で語ってた「もし人生最後のアルバムになるとしたら」っていう言葉。今やれることは出し尽くした、とSpotifyのインタビューでも話していたので、しばらく身を潜めたりしないかといらない心配してしまいます。

どこかはかないのも魅力ですからね。だからこそ今を大事に、こんなに露出が多い季節はしばらくないかもしれないから1つ1つ噛みしめたいです。

Mステ話に戻って。間奏が終わりそのまますぐ我に返り続きを歌い始めたのが良かった。声がよく出ていて、ラストの高い伸び、ロングトーンはエイトジャムでの話していた長野の森のおじさん先生のボイトレの効果が出てるんじゃないかな?と思いました。

海外での場数を踏んでるのが伝わって来る圧巻のパフォーマンスでした。オーラがすごかった。やはりこのタイミングでの初登場で良かったんでしょうね。自然体過ぎるところやじっと出来ないようなところが悪いように切り取られがちな昨今、世界で勝負出来るくらいの自信をつけてから、些細な横やりにはびくともしないくらいになってからのほうが。

「Prema」の歌詞に「Open up my third eye 僕の第三の目を開こう」とあって、ここで初めてあの三つ目のサングラスの伏線回収!となった気持ち良さもありました。

タモリさんとの会話で「ハイヤーセルフが自己紹介してるような曲」とスピッぽい用語も飛び出しましたが、その後「何言ってるかわからないですね」と空気を読んでた。

実際私のまわりのスピっぽい友達はみんな風くんファンではあります。でもいいんじゃないですか。自分のレンズで良いと思ったもの、心地よく感じるものを信じて吸収していくってことで。これからも追いかけていきたい人です。

鈴木新彩アナがタモリさんに「藤井風さんのパフォーマンスどうでしたか?」て聞いたら「台風いって良かったね」ってパフォと関係ないこと答えてて、もしかしてあまりタモさんに刺さってない?と余計な心配してしまった。短い一言じゃ無理だったのかしらん。

トレンド入りは「ザグザグ」でこっちが注目された模様。リアルタイム検索であれだけ藤井風の文字が飛び交い概ね好評に見えたけど、厳しい世の中。現実。まだまだ風くんはこれからも上に行くって思ったほうが先が明るいからそう捉えようっと。

それに次回のMステ再来週9月19日(金)ゲストは「CreepyNuts」と表示があり歓喜のダブルパンチや!とテンション爆上がり。再来週まで生きてみようと思った。

三つ目サングラスは一般人にはハードル高いと思いますが、パーティーとかハロウィンとか用に1つ持ってるとバリエーション広がりそう。

さっき紹介した風さん着用のとは全然違いますが安価なものもあります。
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サングラスをかけてスカーフを巻く真知子巻きスタイル、秋のお洒落にいいな、と思っていると目についたファッション
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明日9月7日(日)のEIGHTJAM、明後日9月8日(月曜日)の「徹子の部屋」ゲスト、9月10日水曜日18時30分の「エイトジャムゴールデンSP」と楽しみが続々と。

ラジオもspotify インタビューもあるし、怒涛の露出。今を大切に味わい尽くします!

 

投稿者:

mina117

ラジオ中心で生活が回っているエンタメ大好き中年女性です。音楽文学芸術などビビッときたものについて書きます。

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